kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

MouseWorks



先日自宅Mac miniにLaser Mouseを導入した。

その結果、軌跡が飛びまくることはなくなったが、操作感がイマイチしっくり来ない。

というのもLaser Mouseはどんな面でもカーソル飛びしない代わり、少々持ち上げたくらいでもカーソルが動いてしまう。

これまではカーソルを長距離動かしたい時にはマウスを大きく動かすのではなく、ちょっと動かしては持ち上げて元に戻してまた動かす、という動作を連続的に行っていたのだが、Laserだと少々持ち上げても認識してしまうので、もとの場所に戻すとカーソルも元に戻ろうとしてしまう訳だ。

だったらマウスを浮かさずに使う癖を付ければ良いのだが、それだと大きい画面を使っていてマウスの動かせるスペースが限られているとマウスのスピードが速くなりすぎて使いづらい。そこでゆっくり動かした時はちょっとしか動かず、勢い良く動かした時は大きく動くように設定できれば良いのだけれどOSXの標準ドライバではそこまでの機能はない。

そんなとき思い出したのがKensingtonのMouseWorksというマウスドライバ。このドライバをインストールするとマウスの挙動を結構細かく設定できるようになるのだ。しかもフリーで配布されている。しかし、当然というべきかKensingtonのマウスにしか対応していないのだ。

そこで、このドライバを他のメーカーのマウスでも使えるように改造する事にした。ライセンス的に改造して使うなとは書かれてなかったと思うが、ちょっとグレーかな。

方法

1.自分のマウスのプロダクトIDとベンダーIDを調べる(マウスをつないでシステムプロファイラを見る)

製品 ID: 0x0212

製造元 ID: 0x1267

2.プロファイラに表示されるIDは16進数なので10進数に変換する

製品 ID: 530

製造元 ID: 4711

3.インストーラーを一旦HDDにコピー

4.MouseWorks Install.appのパッケージの内容を表示する

5.MouseWorks Install.app/Contents/Resources/Installer Items/MouseWorks.prefPane/Contents/Resources/Support/MWDevices.mwdev/Contents/Resources

にマウスの画像がいろいろあるのでボタンの数などが近そうなマウスを適当にえらぶ。(選んだマウスがドライバの操作パネル上に表示される)

6.MouseWorks Install.app/Contents/Resources/Installer Items/MouseWorks.prefPane/Contents/Resources/Support/MWDevices.mwdev/Contents/Resources/置き換えるマウス.plist

をテキストエディットで開き、プロダクトIDとベンダーIDを1.の16進数のものに置き換える

7.MouseWorks Install.app/Contents/Resources/Installer Items/KensingtonMouseDriver.kext/Contents/PlugIns/KMWUSBHIDMouse.kext/Contents/Info.plist

をテキストエディットで開き、先ほど選んだマウスをさがして プロダクトIDとベンダーIDを2.の10進数のものにそれぞれ置き換える

8.インストーラを起動し、インストールして再起動


メニューバーのアイコンをクリックするかシステム環境設定を開きMouseWorksを選択すると

f:id:k-kuro:20070710005635p:image

ここでボタンになにを割り当てるか決められる。まあ今回は2ボタン+ホイールなので特にいじらず。


f:id:k-kuro:20070710005650p:image

ここで本命のマウススピードをいじくれる。初期動作速度をめいっぱい落とし、速く動かした時の移動量もあまり大きくしない。