これまでiMacG5の液晶に外部から入力することには成功していた。ただ、生のDVIやMac MiniのHDMI→DVI変換経由ではOK
だったのだが、どういう訳かmini display port→DVIケーブルからは入力できてなかった。
怪しいのはVEDIDという配線。
DVIコネクタの該当ピンの出力は5Vに対し、液晶のデータシートでは3.3Vとなっていたので、苦肉の策で抵抗分圧という荒技を使っている。これが何か悪さしてるんじゃないかな。というわけでもうちょっとEDIDというものについて調べてみた。
どうやらEDIDというのはモニタの解像度情報などをPCに送っているようで、実態としてはEEPROMのようだ。EEPROMの駆動用にVEDIDピンを通してPC側から電源をとっているらしい。
で、その電圧は通常2.5V~5.5Vらしいので、いっそそのまま5Vを入れちゃってもOKなのでは?と思えた。
http://japan.maxim-ic.com/app-notes/index.mvp/id/4056
というわけでダメもとでやってみる。
とりあえず分圧のためにGNDに落としている1.8kオームの抵抗をカットし、(1kオームは入ったまま)5Vを注入してみる。
結果→OK 生のDVIから出力してもmini display portからでも入力できるようになった!
気を良くして1オームの抵抗も取って直結してみたところ、なぜかまたmini display portからの入力を受け付けなくなった。
直結だとノイズでも拾うのかいな?ま、よくわからないけど1kオームは戻して、ついでに積層セラミックコンデンサでノイズを消しておいてやることにした。そうするとばっちり表示できるようになった。
ただ・・・どうもmini display portから入力すると画面にノイズが乗る。写真などを表示させるとシャドウ部やハイライト部でちらちらとドットがちらつくのだ。これは信号線のシールドがいい加減だからなのかなあ。でも生DVIからだと平気なんだが・・・
そもそもATSというメーカーのmini display port - DVI変換コネクタがノイズをのせやすいんじゃないかという疑惑が。だってmac miniから普通のDVIモニタに出力してても時々ノイズが気になることがあるからねえ。やっぱり安物?
追記
とりあえずノイズ入りつつも表示は出来るのでサブモニタとしてMacBook Airに繋いで使おうとしたのだけれど、どうやら他にもノイズが影響しているらしく、表示させているとAirMacが繋がらなくなった。これでは使い物にならないので結局はお蔵入り。