kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

Powerbook3400c

ひょんなことでPowerbook3400cを手に入れた。

3400cといえばG3登場の直前にフラッグシップとして登場したモデル。
1400cはどっちかというとビジネスライクであまりMacらしいとは言えないモデルだった。
2400cはモバイルに特化し、色々妥協するところも多かった。
それに比べ3400はまさにフルスペック、最強という言葉がふさわしいモデルだった。
その分値段も妥協無く、最上位モデルだと70万円を越えるものでとても買えたものではなかった。

そう、当時Macはベラボーに高かったのだよ。

それがタダで手に入った。
所属しているラボが引っ越しをするということで要らないものを捨てることになり、そのなかにあったのよ。
捨てるんならってことで貰うことにしたわけ。
この3400ラボの試薬管理用に導入されたみたいだけど実質まったく使ってなかったようで、外観は多少くたびれているものの、中はきれい。
システムもほとんど変ないじり方もされてなく、インストールしただけで終わってる感じだ。

スペックを調べてみると
CPU: Power PC 603ev 240MHz
Memory: 144MB
HDD: 3GB

って、これまさに70万した最上位モデルじゃないですか!
メモリもいっぱい一杯まで増設されているし。ほえ〜

1997年5月リリース


トップカバー。1400や2400よりは5300に似た感じ。

銘板部分。音量と輝度調節ボタンが独立してあるのはこの時代のPowerbookらしい。

左側面。左からADBポート(カバー付き)、PCスロット2段(カードバス対応らしい)、音声入力、音声出力。

右側面。バッテリーと拡張ポート。標準でフロッピードライブとCDドライブが付属し、排他的に装着して使用できる。モニタ側にはサブウーファーが左右にビルトインされ、キーボード上の2つとあわせ4スピーカーが搭載されている。(といってもまあそれなりの音質でしかないが)

左右側面とも後端にある縦長のボタンを押すとキーボードの傾きを調節するための足がぴょこんと飛び出す仕組み。

背面。レガシーポートが並んでいる。右から電源コネクタ、VGA出力、SCSI、シリアルポート、サブ電源スイッチ、10base-Tイーサポート。本来ふたがついているが、頻繁に使用する場合邪魔なので外してしまい、そのまま無くしてしまった個体が多い。

MacBookAirとの比較。比較にならんな。厚みにして5〜6倍くらいあるんじゃないか?

LCDのふたの方がMBA全体より分厚い。

末弟の1400Cとの比較。こうして見るとあんまりかわらないのね。3400のほうがずいぶん分厚く感じるが。LCD背面のウーファー分厚いって感じ。

キーボード側を見ると大きくは変わらない感じである。キータッチは1400同様なかなかいい感じであるので、純粋にテキスト入力するならまだまだ使える気はする。LCDは12インチTFTで、こいつがこのモデルの値段をうんと押し上げていたような気がする。1400もCなのでTFTでかなり高価だった。