kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

系統樹作成の手引き

イネの遺伝子の分子系統樹を作成する。
Unrooted phylogenetic tree with branch length (N-J)で、かつ、スケールバー付きの図の作成を目指す。

1、イネ遺伝子の配列情報はRAP-DB(http://rapdb.dna.affrc.go.jp/)から取得。

2、アミノ酸配列への変換をしてからBLASTPにかけるかDNAのままBLASTXにかける。
BLAST→CLUSTALWの連携はゲノムネット(http://www.genome.jp/)が使いやすい。
ただしSAFARIブラウザはウチの環境ではうまく動かない(2013.1現在)のでGoogle Chromeで行う。

3、BLASTによって一覧された遺伝子から、系統樹を描きたい遺伝子を選んでチェックを入れ、CLUSTALWにかける。

4、ゲノムネットのCLUSTALWの結果ページで提供されるtree viewerではスケールバーがついてこないが、Unrooted phylogenetic tree with branch length (N-J)を選択して実行。
次の画面の上部右端の[Tree file]をダウンロードする。

5、NJ plot (http://pbil.univ-lyon1.fr/software/njplot.html)をダウンロードして、Unrooted.appにて系統樹を描画させる。遺伝子名が放射状にならぶのがイマイチ。
pdfとして保存できるので、これをイラストレーターで開いて手直しする。

以上。

3以降の別の手順(DDBJのCLUSTALWをつかう)CLUSTALWのパラメータのデフォルトセッティングが若干異なるため、ちょっと違う図になる可能性がある。
BLASTの結果をFASTA形式で保存する。

4’、DDBJ(http://www.ddbj.nig.ac.jp/)のCLUSTALWのサイトにて解析する。
Download Bootstrapped Tree Fileでダウンロードする。

以降はNJ plotで同じ。