先日からふと思い立ってIIciをG3化して遊んでいる。
まあこう書いてピンと来る人は結構なスキモノだな。
PowerMac7100のロジックを移植して、G3アクセラレータを入れるってのが王道なんだろうけど、いまさらそんな投資をする気にもならないので、手元で遊んでいるPowerMac G3 DT233のロジックやPCIカードなんかを丸ごと押し込むことにした。DTは学生時代に無理して買った(20万弱したっけ)思い出深いマシンなのでバラバラにするのはちょっと躊躇したけど・・・
筐体の当たる部分をがんがん削りとばしていき、背面のポート穴も適当に開け直した。注意する点はIIciのロジックを止めていたナットがメモリスロットのあたりにきてショートするのでこのナットを切りとばすか絶縁すること。最初ロジック単体ではちゃんと動くのに筐体に納めると起動しなくなるという現象に悩んだ。ロジックが壊れる前に気がついてよかったよ。
電源はATXの中身をばらしてIIciの電源ケースに移植。電源ケースがメモリなどと干渉するので当たる部分は手当たり次第に切り取る。結構固い鉄板なのでドリルで一列に穴を開けてニッパーで切断していったため、ちょっとギザギザで危険。そのうちヤスリで丸くしよう。
これで見た目80年代、性能は90年代後半から21世紀初頭(笑)のMacできあがり。
IIciでOSXが動くってのもおもしろそうだが、とりあえずハードディスクに余裕がないのでMacOS9.2.2。
とりあえずのスペック
MPU:PowerPC750
Clock:300MHz/512KB →333MHzで駆動
Bus Clock: 66MHz
HDD: IDE 1.3GB
RAM: 96MB(32+32+32) PC66
USB card: Planex PX220M
そのうちOSXと大容量ハードディスクを入れてファイルサーバ兼プリントサーバにでもしてやるつもり。
欲が出てまたWEBサーバなんかも動かしたりして・・・
後日談
どうも無理矢理な移植のために冷却がきちんとできないせいか不安定ですぐ固まる。結局もとのDT筐体に戻してしまった。これでますますIIciはゴミ確定。それとも加工済み筐体としてオークションに出してみようかしら。熱暴走に注意とかただし書きして。