kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

パワーポイントのテク



PDFから図をコピペして借用する場合

そのままコピペすると解像度が低く、特に文字がつぶれて見えない。そんな場合はPDFを表示している状態(Acrobat上)で表示を拡大し、領域を囲んでコピーの後、パワーポイント上にペーストする。そうすると自動的に解像度が上昇する。とはいってもいくらでも大きくすればOKというわけではなく、せいぜい400%位で頭打ちだと思われる。

画像の最適な解像度とは?

印刷用とプレゼン用では最適解像度が異なる。論文データ等に使いたいために作図する場合、掲載誌の投稿規定はまちまちであるが、だいたい300-400dpiで作図するように指示がある。雑誌の紙面はたいていA4であり、紙面いっぱいに写真をのせる訳ではないので、画像サイズは最大で240mmx180mmくらいだと思う。この場合おおよそ3000ピクセルx2000ピクセルの図を作ればいいことになる。ちなみに400万画素のデジカメで300dpiの印刷をすると2000ピクセル四方(実際は正方形ではないけど)のものができるわけだから、論文作成のスペックとしてはほぼ十分と言えると思う。

一方、プロジェクタ等を使ってプレゼンを行うのに上記ファイルをそのまま使うと、1スライドあたり数十MBもの容量を食ってしまう。ところがプロジェクタの画像解像度はだいたいSXGA(1024x768)なので3000x2000では明らかにオーバークオリティーと言うか無駄に容量を食っていることになる。つまりプレゼン用のスライドに使う写真は1024x768以下でよい訳だ。実際画面いっぱいに写真を載せることはあり得ないので、せいぜい横幅900ピクセル程度、横に3枚並べるなら1枚は300ピクセル程度で十分ということになる。ただし、実際に作成してみると1024x768に元画像を圧縮すると画質の低下が結構顕著に見られるようなので、多少大きめに作っておく方が良さそうだ。(具体的には120dpiくらいにしておくのが無難)それでもファイルサイズは1/3以下になると思う。