kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

Jetson nanoを無線接続してリモートからsshやRemote Desktopで接続する

相変わらずUbuntuのお作法に慣れない。
JetsonNanoのjetpack4.5特有の現象なのかわからないが、ローカルでログインしていない状態では無線LANが接続してくれない。おそらく有線LANだとそんなことはないのだと思うし、CentOSでも無線LANを使ったことがほぼないため、同じなのかもしれない。いずれにしてもリモートからsshログインして運用するにはこれはいただけない。いちいちキーボードやモニタを繋いでログインしておかないと使えないわけだから。
ということでログインしなくても無線接続できるようにしておく。

$ sudo nano /etc/network/interfaces

auto wlan0
iface wlan0 inet static
address 192.168.1.10
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

まずこんな感じに追記しておく。
この例では固定アドレスにしたが、DHCPにするなら

auto wlan0
iface wlan0 inet DHCP
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

としておく。まあリモートログインするサーバをDHCPにしておくことはないと思うけど。

続いて

sudo sh -c "wpa_passphrase [ssid] [password] >/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"

として、無線接続のためのssidとパスワードを与えておく。ただしこのままだと/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに平文でパスワードが記載されてしまうため、ちょっとよろしくない。
ただ、併記された暗号化されたパスワードが実際は意味があって、平文のパスワードはコメントアウトされて記載されているだけなので、その行を消しておくと良い。

これで再起動したら自動で無線接続されることになる。ヘッドレスで固定設置する分にはこれで良かろう。モバイル的に運用するにはやっぱりモニタを接続してローカルでログインするしかないけど。まあ、固定運用なら有線でいいという話もあるな。
USBケーブル直結によるリモートログインというのが一番お手軽なんだけど、その状態で煙吹いたのがちょっとトラウマなのでねえ。