kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

FCR復活計画

さて、TW200Eを手に入れ、ほぼ通勤マッスィーンとなっている今となってはVmaxは完全に趣味の乗り物。日常の使いやすさとかラクチンさはこの際気にしないことにしよう。ってことで、以前のVmaxにつけていたFCR39φを復活させることにした。

以前の車両に取り付けて7万キロくらい使用したFCR。今の車両に乗るようになって、ちょっとだけつけていた時期もあるが、ノーマルマフラーとのマッチングが今ひとつだったこともあって、すぐにノーマルキャブに戻してしまい、ずっと死蔵状態にあった。

復活させようかと思ってからよーく観察してみると、いくつか不具合があることがわかった。また、あまりに重いスロットルが苦痛だったことが外してしまった遠因でもあったため、不具合の補修と一緒にこの重スロの改善を図ることにした。

不具合箇所その1
これは事故後、現在の車両に取り付けるまえに気がついてそれなりに補修をしていた加速ポンプのリンクレバー(品番1100-867-7002)。ま、これは補修で特に問題となりそうもないのでこの状態のままにすることに。プラリペア丈夫だわ。

不具合箇所その2
トップカバー(1030-855-2000)が割れていた。VmaxのFCRはこのトップカバー同士が向き合っていてほとんど接触した状態である。事故で車体右側のダミーダクトが割れるほどの衝撃を受けて、フレームごと押されたようで、このトップカバーがへこんでいたのだが、取り外してよく見てみると見事に割れて穴が貫通していた。これは仕方が無いので交換とする。


重スロ改善
Vmax用のFCR(OverやESPERの販売するもの)はツインエンジン用の2連キャブを2機装着し、二股になったスロットルワイヤーで両方のスロットルを同時にまわす構造をしている。それぞれのツインキャブにスロットルを戻すリターンスプリングがついているため、単純計算で2倍重いわけで、スロットルケーブルのロスも合わせてめちゃ重となっている。このリターンスプリング(トーションコイルSP)であるがツイン用キャブは11巻きのスプリングが使用されており、このスプリングの強さが100%、4連キャブ用が120%となっている。その他、75%と50%というものがラインナップされており、用途に合わせて交換できるようになっている。今回は思い切って50%のもの(1305-942-2000)に交換することにする。

さて、部品をネットで発注。メーカー取り寄せってことで6月4日に発注して届いたのは6月20日

まずはリターンスプリングを交換する。
そのためには左右のスロットルを繋いでいるシャフトを一旦抜き取る必要がある。シャフトを抜くためにまずはトップカバーを外し、フラットバルブの上のリンケージを固定しているネジ(8 mm)を緩める。

そうすると固定ネジの真ん中を通っている同調調節ネジごと取れる。左右とも外すとシャフトが抜けてくるので引き抜くのだが、その前に加速ポンプのレバーを固定しているボルトを抜く。これでようやくシャフトが抜ける。シャフトの潤滑油に耐ガソリン性の潤滑油であるバリエルタが使われているらしいので、取れないようにそっと引き抜く。