Jetson Nano (B01, 2GB)はイーサネットワーク以外にUSBケーブル直結でリモートアクセスが可能になっている。
B01, 2GBともにmicro USBコネクタがついている。B01のそれはデフォルトでは電源供給用となっているが、ピンヘッダでACジャックから供給してやると特に接続する必要がなくなるが、ここをPC、Macと直結することでUSBケーブル経由のネットワークが形成され、リモートアクセスが可能となる。
2GBはもとからmicro USBは通信用に用意されている。
アクセスの方法はusbmodemとしてシリアルコンソール接続する方法と、IP接続する方法の両方が利用できる。OSがインストールされていない状態でもシリアルコンソールは利用可能なので、OSのセットアップからリモートで実施できる。
まずはシリアルコンソールから。
Macでターミナルを開き
$ ls /dev/cu.usbmodem* /dev/cu.usbmodem14237200591583
このように/dev以下にデバイスファイルが見つかるので
$ sudo screen /dev/cu.usbmodem14237200591583 115200 Password:
Macのパスワードを入れてリターンすると
Ubuntu 18.04.5 LTS kuro-jetson2g ttyGS0 kuro-jetson2g login:
このようにJetsonのログイン画面が表示される。OSがインストールされていないときは
System Configuration
の画面が出てくるはずだ。
あとは普通にログインするだけ。
次にIP接続。
OSさえセットアップされていればsshで普通にログインできるはず。
$ ssh 192.168.55.1 -l kuro kuro@192.168.55.1's password:
IPアドレスは192.168.55.1がデフォルトで設定されているのでsshだとこんな感じ。
またMicrosoft Remote Desktopを使ってリモートデスクトップで接続も可能。
ただ、リモートデスクトップで接続するためには少なくとも一度はローカルにモニタとキーボードを繋いでログインしておかないといけないらしいが本当か?