kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

NFSで解析用ディレクトリを共有する

serverが2台になったのでとりあえず一つのディスク領域を共有してデータ解析を分散させたい。そのために入出力するデータの置き場は1箇所にまとめておきたいのでnfsサーバを立ててそこに共有フォルダを置く。
server2(10.0.1.101)にnfsサーバーを立て、server1(10.0.1.100)からマウントする。

まずはサーバー側の準備
server2にnfs-serverをインストール

# yum install nfs-utils 

共有ディレクトリを作成。/home/以下にディレクトリを作り、オーナー、グループは共有したいユーザーのものにしておく。

# mkdir /home/nfs
# chown <user name> /home/nfs
# chgrp <user name> /home/nfs 

nfsの設定ファイルを作成。今回は同じサブネット内のマシンからだけ参照できるようにしておく。

# nano /etc/exports
    /home/nfs 10.0.1.0/24(rw,no_root_squash)

nfs-server起動

# systemctl start rpcbind nfs-server

rpcbindはcentos7ではデフォルトでインストールされて自動起動しているらしいのだが、念の為。

最後にfirewallを使っているので、お約束の

# firewall-cmd --add-service=nfs --permanent
# firewall-cmd --reload


次にクライアント側の準備
2台のサーバーに同じ名前でユーザーを作ってあるが、作成の手順の都合でUID、GIDが別のものになってしまっていたので、これを修正。server2で

$ id -u <user name>
 1001

のようになっていたのでserver1にrootでログインして

# usermod -u 1001 <user name>
# groupmod -g 1001 <user name>

というふうに変えてやる。
マウントポイントを作っておく

$ mkdir /home/<user name>/analysis

そのうえで

# mount -t nfs 10.0.1.101:/home/nfs /home/<user name>/analysis

とすればマウントは完了し、同じユーザーなら自由に読み書きできるはず。
起動時に自動でマウントできるように/etc/fstabに以下の記述を追加しておく

10.0.1.101:/home/nfs /home/<user name>/analysis nfs user,noauto,rw   0 0