kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

Fujitsu PRIMERGY TX1310M3にCentOSをインストールする

昨年度末にディスコン間近と思われるTX1310M3を購入したっきり、全然時間がなくて放置してあったのだが、ちょっと触ってみる。

まず、これまでのRX200や300とはBIOSUEFIになっている点でかなり勝手が違う。同じUEFIのRX1330M3ともなにやら違っていてこのTX1310M3は特に曲者らしい・・・

色々やってみたがembedded MegaRAID (software RAID)がCentOSでもUbuntuでもうまく使えない。

暇を見つけてやってみたことを並べていくことにする。

買ったままの状態では何もOSが入ってないのでF2を押さなくても勝手にUEFIの画面に入る。
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AdvancedからLSI Software RAID Configuration Utilityに進む。
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ここからのRAID設定はややこしいので、
富士通 PRIMERGY TX1310 M3 ソフトウェアRAID設定手順 | PGDブログ
こちら参照で。

ちなみにAdvanced>SATA ConfigurationでAHCIが選択されているとEmbedded RAIDがスキップされ、BIOS上にもメニューが表示されない。
RAIDに変更してリセットするとこのメニューが現れる。

【PRIMERGY】uEFI時のEmbedded SATA RAIDの設定 | OTTOSERVER "TECH" Blog
こちらの説明によると旧BIOSモードに切り替えてからのRAID設定ができないと言っているがそんなことはなく
AdvancedでCSM Configurationをenableにして再起動してやると、起動シークエンスの途中でRAID設定に入ることができるはずだ。

LSIの昔ながらのインターフェースで設定できるので、なれた人ならこちらのほうがやりやすかろう。

さて、RAIDが設定できたら早速インストール。
CentOS8.1なら標準でドライバを持っているらしいという情報を得たので、試しに入れてみようと8.1を探してみると、どうやら8以降はインストーラが片面2層DVD出ないと入り切らないサイズになっているらしい。そんなディスクもない、ということでUSBメモリにネットワークインストーラを入れてやってUSBからのインストールを試してみる。
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いけそうでいけない。anacondaが起動してインストーラが立ち上がった時点でこのようなエラーが出て止まってしまう。

ネットワークインストールの問題かもしれないので、とりあえず何も考えずにCentOS7のインストーラディスクを装着して起動してみる。
ちなみに今度は色々枯れたちょっと古めのバージョン7.5のディスクでやってみる。

まあ、当然というかインストーラRAIDディスクにアクセスできず、行き詰まる。

次、MEGASR2ドライバを読ませる。
【PRIMERGY】PRIMERGY M3世代へのCentOSインストールについて【CentOS】 | OTTOSERVER "TECH" Blog
ドライバは7.5のものをSDカードに仕込んでおく。

http://azby.fmworld.net/app/customer/driversearch/ia/drviadownload?driverNumber=F1027982

お約束の
インストール項目選択で「e」を押す。
quietを消して

modprobe.blacklist=ahci inst.dd

を追加しctrl + x
でドライバを読ませる。

あれ?ちゃんとインストール出来たよ。
前やったときはどうしてもドライバが動かなかったのに。ドライバのバージョンが上がったか?