諸々テスト用にレンタルサーバのCORESERVERを借りているのだが、200GBのうちせいぜい50GB程度しか利用していない。
150GB分を有効利用すべく、自分専用のクラウドサーバを立ち上げたいと思った。GoogleドライブやiCloudの慢性的容量不足をこれで解決したい。(すなおにGoogleドライブやiCloudの有料オプションを使え、という話ではあるが)
で、ざっとネットを回ってみるとowncloudをCORESERVERに入れると良いという記事やヘルプページは見つかるのだが、肝心のインストールのためのツールがコンパネに見つからない。どうやらこの機能はV2の方にしかないらしい。私の契約しているのはV1の一番安いプランなんだがな。で、さらに検索したところ
www.servernote.net
このようなページを発見。
手動でインストールしたら使えるらしい。しかしphpのソースをコンパイルする必要があるとか。そのためにCORESERVERと同じ環境を作って手元でコンパイルしろと。CentOS7なら実機があるし余裕かと思わせておいて、
$ hostnamectl Operating System: AlmaLinux 8.5 (Arctic Sphynx) CPE OS Name: cpe:/o:almalinux:almalinux:8::baseos Kernel: Linux 5.15.0-56-generic Architecture: x86-64
なんとCORESERVERはCentOS7からAlmaLinux 8.5に移行してるし。
しかし、もしかしてこの移行のときにphpのライブラリも入れてくれてるんじゃない?という淡い期待をいだきつつ、まずMariaDBに新しいデータベースを一つ開き、
$ wget https://download.owncloud.com/server/stable/owncloud-complete-latest.tar.bz2 $ tar xvfp owncloud-complete-latest.tar.bz2
で、おもむろに
サイトアドレス/owncloud
をブラウザから開いてみたところ、バッチリつながった。先程作成したデータベースを指定し、アカウント設定を入れたところ、ほぼGoogleドライブな感じのページが開き、ファイルのやり取りが簡単にできる。
これはいいね。
難点を挙げるとすると、CORESERVERのファイル転送の制限として1ファイルが1Gを超えるようなものの転送にはscpを使うしかないということかな。仕事柄、そんな巨大なテキストファイルやバイナリファイルをやり取りすることがままあるので、そのときはGoogleに頼るか、他の共有サイトを利用するしかない。