kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

Raspberry Pi 3環境構築覚書

Raspberry Pi3でwineが使えるか試してみた。
インストールの途中でkernelが2g/2gで構築されているが3g/1gにしないと使えないよ、というメッセージ(意訳)が出たので、やってみたら見事に起動しなくなった。どうやらPi4の4GB以上モデルでないと当然3GBの領域は確保できないのでだめなんじゃなかろうか?

ということでやむなく再インストールから。
これで何回目かわからない再インストールだが、毎回忘れているので、とりあえずまとめて記録しとこう。

1、いままで32ビットのBullseyeだったので、この際試しに64ビット版を入れてみる。

2、3.5インチLCD用のドライバをインストール。

git clone https://github.com/goodtft/LCD-show.git
chmod -R 755 LCD-show
cd LCD-show/
sudo ./MHS35-show

3、画面を180度回転させる。
タッチパネルを対応させるために

cd LCD-show
sudo ./rotate.sh 180

4、解像度を調節する。
標準の480x320ではあまりに画面が狭すぎて殆どのウインドウが切れて、OKボタンすら押せないことが多いので、擬似的に画面を広く表示させる。
800x520とかでも設定できるがあまり広くすぎると文字が小さくなりすぎて判読できないから1.5倍に広げる感じで720x480にしておく。

sudo nano /boot/congig.txt

hdmi_cvt=480 320 60 0 0 0 0 の行を→ hdmi_cvt=720 480 60 0 0 0 0 と書き換える。

5、電圧不足のワーニングを非表示にする。
現状Pi3はどうやっても電圧不足の解消はできないようなので(mini USBの規格上3Aとか取れない)鬱陶しいだけの電圧不足マークやワーニング表示を出さない設定にする。
設定>Add/Remove SoftwareでBattery monitor plugin for lxpanelのチェックを外す。

sudo nano /boot/congig.txt

avoid_warnings=1を追記

6、ヴァーチャルキーボードを入れる。
いろいろ試してみたがよく紹介されているmatchbox-keyboardよりOnboardというアプリが使いやすい。

sudo apt install onboard

ここまでやれば結構使える感じになる。

あとはPi-appsあたりを入れて、アプリインストールをやりやすくしてみるとか。
wineはどうしたものかなあ。

追記
64bit版に変えたせいかPi-appsからWineのインストールが消えた。
あと画面解像度は720x480くらいが文字サイズとしては見やすいのだが、いろいろな設定ウインドウが見切れてしまうので結果1080x720に落ち着いている。個々のアプリケーションでフォント設定等をいじって見えるレベルにしてやるほうが良さそうだ。