ヘッドホンの接続にかませると音が豊かになるらしいというヘッドフォンアンプ。案外簡単に作成できそうなことを知ったので作成してみることに。
とりあえず手元に在庫のあった部品と、ジャンクPCパーツからはぎ取った部品などをかき集めて作ってみた。
肝心のオペアンプはNJM5532Dと4558Dは購入。3414DはジャンクCD-ROMドライブからはぎ取り。
入力側のコンデンサは手元にあったマイラコンデンサ2200pFを使ってみる。(参考にしたページでは470pFだった。)
ヘッドホンジャックx2、電源部の220uF電解コンデンサは購入。2連ボリュームは間違って1MΩのものを買ってしまったのでCD-ROMドライブはぎ取りのちょっと精度の怪しいものを使用。
回路はこんな感じ。オペアンプは実際は1と7が出力、2,6がGND, 3,5が入力、4が-4.5v、8が+4.5v。
とりあえずジャックとボリュームだけユヌバーサル基板に配置し、他の部品はブレッドボードにバラックで組み立て。
で、接続してみるとたしかに音がいい(ような気がする)。
オペアンプを3種類差し替えて比べてみると
NJM5532D→全体に豊かな感じ。使っているヘッドホンが結構高音強調で、低音不足なものなんだけど、かなり低音もふくらみが出ている。ノイズも小さい。
NJM4558D→5532よりは控えめな感じ。高音がちょと強調されてる?低音控えめ。ギターやバイオリンは豊かに鳴るが、ベースやドラムは抑えめ。
NJM3414D→4558より高音控えめ。おとなしい感じ。音量は上がるけどアンプ無しと音の感じはあまり変わらないかな。
ちなみにいわゆる非反転増幅回路なので
ゲイン(利得)は1+R2/R1となるらしく
上の回路だとゲインは1+10/1.8=6.55というあたりになっている。オペアンプの種類によってはゲインが5以下になると発振するものがあるらしい。R2(帰還抵抗)を10kに固定するならこの抵抗は2.5k以下にしておくべきなようだ。帰還抵抗もあまり大きくするとノイズが増えるらしい。結構適当に設定したけどR1=1.8k R2=10kというのはまあまあ妥当だったようだ。
出力抵抗が100オームというのが大きすぎる?手持ちにコレ以下のものないなあ・・・パラにするか?
参照ページ
http://www.headwize.com/projects/showfile.php?file=cmoy2_prj.htm
http://www.minor-audio.com/bibou/amp/headphone_amp2004.html
http://www.pp.iij4u.or.jp/%7Eshu-nkmr/Headphone-Amp-2.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/オペアンプ
http://nabe.blog.abk.nu/Chu-Moy
追記
とりあえずユニバーサル基板で組んでみたところ。
ボリューム、スイッチ、ヘッドホンジャックだけ別基板にして小さいタッパーに詰め込んでみた。
イン側はケーブル直づけにした。