kuroの覚え書き

96の個人的覚え書き

windows用USB無線LANアダプタをOSXで使う



用意したもの

アダプタ Corega WLUSB11 key

 http://www.corega.co.jp/product/list/wireless/wlusb11k.htm

ドライバ D-Link DWL122 のドライバ

 http://www.macupdate.com/info.php/id/15997

料理法

そのままでは使えない。使っているチップが共通だから、ドライバは一部設定ファイルを書き換えて使う。

まずはダウンロードしてきて、そのままインストール。再起動を要求されるがその場は放置してターミナルを開く。ターミナルで


sudo pico /System/Library/Extensions/Intersil? Prism2.kext/Contents/Info.plist

(注:htmlではバックスラッシュが?に文字化けしてしまっています。入力の際はご注意ください)

とやり、ベンダーIDとプロダクトIDを下記のように書き換える。IDはアダプタを挿入した状態でシステムプロファイラで調べることができるはず。ただしうちの環境ではベンダーIDは表示されなかった。そんな場合はOS9システムプロフィールで同様に調べると判明する。


UW PICO(tm) 2.5 File: .../Contents/Info.plist

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple$
<plist version="1.0">
<dict>
<key>CFBundleDevelopmentRegion</key>
<string>English</string>
〜中略〜
<key>DLink DWL-122</key>
<dict>
<key>CFBundleIdentifier</key>
<string>com.Intersil.prism2</string>
<key>IOClass</key>
<string>com_intersil_prism2USB</string>
<key>IOKitDebug</key>
<integer>0</integer>
<key>IOProviderClass</key>
<string>IOUSBDevice</string>
<key>Model</key>
<string>D-Link Air DWL-122</string>
<key>NumAllocReqBufs</key>
<integer>32</integer>
<key>NumAllocTxBufs</key>
<integer>16</integer>
<key>Vendor</key>
<string>D-Link</string>
<key>Version</key>
<string>1.4.7</string>
<key>idProduct</key>
<integer>26</integer> ←ここ
<key>idVendor</key>
<integer>1962</integer> ←ここ
</dict>
<key>Intersil Prism2 USB (1)</key>
<dict>

^G Get Help ^O WriteOut ^R Read File ^Y Prev Pg ^K Cut Text ^C Cur Pos
^X Exit ^J Justify ^W Where is ^V Next Pg ^U UnCut Text^T To Spell

ここで保存して、再起動をかける。このとき、アダプタは一度取り外しておいた方が良いかもしれない。で、起動が完了したらアダプタを挿入するとメニューバーにアイコンが現れて設定できるようになる。

ポイントとしては再起動してから設定ファイルを書き換えてもうまくいかなかった。インストール直後に設定ファイルを書き換えること。

あと起動時に刺したままだと認識されず一旦抜いて刺し直すと認識する。デスクトップマシンだとちょっと面倒かな。

あとシャットダウンするまえに引っこ抜くとカーネルパニックになるので注意が必要。Powerbookで使うにしても短いUSBケーブルを介した方が間違って抜けてしまう心配がなくていいかもしれない。その方がUSBコネクタへの負担も少なそうだ。(特に膝に乗っけて使うとき)

追記1

ファイルの書き換えはターミナル以外でも行える。/System/Libraly/Extensionsの中にあるIntersil Prism2.kextをcontrolクリック(もしくは右クリックで)→パッケージの内容を表示→Contents→Info.plistにたどり着いたらInfo.plistを右クリック→情報を見る で所有権とアクセス権の詳細な情報を開き鍵マークをクリック、オーナーを自分のユーザ名に変えます。ここでrootパスワードを聞かれるので入力。その上でInfo.plistを適当なエディタで開きます。あとは該当箇所を上記のように書き換えればOKです。書き換え後、一応オーナーをシステムに戻しておけば安心です。なお、当然ですが、管理者権限のないユーザはこれら操作ができませんのであしからず。

追記2

OSX10.4(Tiger)でもほぼ同様な操作で使えました。ただし10.3では表示されていたメニューバー上のアイコンが出てきませんし、起動後にアダプタを挿入しても自動でネットワークの設定をしてくれません。挿入後システム環境設定を開いてprismのpaneを開き、my networkからIDをセレクトしてやっとネットに接続できます。ちょっと不便です。また、システム起動時に挿したままですとpaneを開いても認識しないばかりか、認識させるために抜き取るとカーネルパニックに至ります。いったんシステム終了後抜き取り、再起動しなくてはなりません。当然起動後にいったん挿入しますと、終了まで抜き取ることはできません。誤って抜けてしまうと即カーネルパニックです。また10.3のときと比べましてアダプタが異常に発熱します。これらのことを総合して現時点で10.4で上記方法でUSB無線アダプタを使うことはお勧めできません。


追記3

Mac miniにてOSX10.4環境で使用してみた所、ほぼ問題なく使えました。抜き差しによってカーネルパニックに陥ることも無く、メニューバーにはちゃんとアイコンも出てきます。さしたまま起動した場合はやはり認識していませんが、抜き差しし直せば無事自動的に認識しました。機種に依存するのかもしれませんが原因は解りません。

追記4

この記事を書いてから2年以上たちますが、未だに検索で来られる方がいらっしゃるようで・・・

この当時は確かにMacで使えるUSBの無線アダプタは入手が困難でしたからWindows用を無理矢理使っておりましたが、現在(2007秋)では選択肢が増えておりますので http://d.hatena.ne.jp/k-kuro/20070412/p1 コチラに書いた商品等を素直に使われた方が得策ですよ。